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被写体ブレを防ぐための強い味方?ISOの設定
2006年05月07日
昆虫の羽が止まったように撮れている写真を見たことがありますか?
あんな風に魚も撮れれば・・・と思うかもしれませんが。。。
水槽撮影においてあのような撮影は相当高価な機材でも揃えない限り不可能であると思われます。私も一眼レフのカメラ、水槽撮影に適すると思ったレンズを購入しましたが残念ながら止まったような魚の写真は撮れません。
止まったように撮れる昆虫の写真は露出時間が数千分の1秒といったレベルでの撮影になりますが、水槽撮影で普通に撮影するとせいぜい1/10~1/50が良いところでしょう。
では、今もっているカメラで少しでもこの露出時間を短くするためにはどうしたら良いのか?
というところについて書いていきます。
露出時間を短くするための方法は主に下記で
1.前述した露出補正で暗めに撮影する
2.水槽の光を明るくする(フラッシュを含める)
3.ISOの設定を上げる
1は露出補正をマイナス補正することで露出時間を短くする方法。既出なので割愛します。
2は単純といえば単純。家にある水槽に蛍光灯などのライトを付けている思いますが、これを純粋に増やしてやるという方法。
ただ、試してみた結果、2灯を3灯に変えたくらいではあまり効果がありませんでした。
例)
蛍光灯の本数 1回目 2回目
==================
3灯 1/60 1/50
2灯 1/50 1/40
水槽の明るさを調節する意味も込めてより強力な光を放つメタハラを購入するという手もあるかもしれませんが、単純に良い写真を撮りたいという理由からであればコンパクトカメラが2個は変えそうなメタハラを購入するよりも高性能のカメラを購入したほうが楽しいかも。
光を強めるためのフラッシュ使用ですがいろいろとあるので別の機会に説明したいと思います。
3番のISO(イソ)の設定。
これがこのお話の最大の内容で、何かというのを簡単に説明すると、
「どれだけの光の量で撮影を可能とするかの設定」
です。
マニュアル撮影を選択し、ISOという項目を開くと50とか100とか400といった数字が選択できるようになっていますが・・・いきなり見るとさっぱりでしょう。
この数値と露出時間の関係を示すと
ISOが低い数値 = 光の量がたくさん必要 = 露出時間が長い
ISOが高い数値 = 光の量が少なくてよい = 露出時間が短い
となります。
ただ、これだけ見るとISOは最高でいつも撮ればよいとなりますが・・・そこには落とし穴
「ISOが高い数値は画質が落ちる」
という残念なおまけが付いてきます。どれくらい画質が落ちるのか私が持っているIXYで比べて見ましょう。(画像は縮小なしで画像の一部を切り取ったもの)

●ISO50 露出時間 1/13秒

●ISO100 露出時間 1/25秒

●ISO200 露出時間 1/50秒

●ISO400 露出時間 1/100秒
ちょっと撮影した場所が一緒でなくて申し訳ないのですが、見てみるとISO50とISO100はあまり差がないように見えます。しかしISO200、特にISO400は非常に雑なイメージを受ける画像でこれは縮小してもわかるレベルです。
縮小した写真も載せてみると・・・

●ISO50

●ISO400
差は一目瞭然。
しかし、露出時間に注目すると、ISOの数値が倍になるのに対し、露出時間が約半分になっているのがわかります。ここがポイントで、露出時間が短くなるので動く被写体がブレにくく、動いている魚でも撮ることがある程度可能になります。
○ISOはどこまで上げられる?
では、ISO100もしくは200までなら使えるの?ということになりそうですが・・・
実はそうでもなくて、このISOを上げることでの画質の劣化はカメラによるのです。IXYでは400はどう見ても使えないレベルですが、他のカメラではISO400でも綺麗に写ったりします。最近テレビのコマーシャルなんかで見かける「高感度でも綺麗」という文句は概ねISOのことを指しているわけです。
ですから、自分の使っているカメラでISOの変更に伴う写り具合をチェックし、自分で許せるISOの上限を決めておくと、いざというときに便利ということになります。
また、一点補足ですがフィルムでの100とか400というのもデジカメの100や400とは画質が一致しません。400あるから大丈夫なんてフィルムからデジカメに移行すると痛い目に会うかも。。。
では、最後のまとめ
ISOが低い数値 = 動く被写体がブレ易い = 画質が良い
ISOが高い数値 = 動く被写体がブレにくい = 画質が悪い
後はこれを被写体ごとに使い分ければ良いということになります。
■コンパクトデジタルカメラ編
0.水槽(熱帯魚や海水魚、金魚)・水族館での写真撮影
1.手ブレを防ぐための基本と工夫
2.露出補正を使いこなす
3.フォーカスロックって何?
4.被写体ブレを少なくするための工夫 ISOの設定
5.水槽表面への写りこみを防ぐための工夫
6.基本は水平撮影
7.水槽のお掃除は大事
■おまけ
おまけ1.その他撮影失敗から学ぶ
おまけ2.管理人の撮影記
おまけ3.減色図鑑 ギャラリー
おまけ4.アクアリウム★フォトグラフ
投稿者 ketumedo : 2006年05月07日 23:01
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